幼なじみが私の彼氏になりました


「どこまでって、緑は?」







「私?私はもう…」







緑の顔は真っ赤だった。







「へっ!?緑…もしかしてもう…」







「う、うん…」







嘘っ!?







ゴールイン!?







「緑やばっ!」







「って事は果歩…」







「私、キス︎だってまともにした事…」







「えっ!」








「…」








「それはやばいよ果歩!」







「うー、言われなくても分かってるし」







「だってもう半年過ぎてるしね」







「そうだけど…」







私はキスだけでもドキドキするし。







「だって原田君、部屋に来たりするんでしょ?」







「来てるよ?」







「泊まったりは?」







「それはないよ!ちゃんと帰ってるし」








「そっかー、それで原田君耐えてるなんてすごいよね」







「えっ、そうなの?」







「そうだよ!」







そうなのかな?






「でも私分かんないよ」






キス以上の事なんて。







「それは原田君もでしょ?だってお互い初めてなんだし」







「ぅん…」







「原田君に言ってみなよ!」







「なんて言えばいいのやら…」







「私は教えないよっ!」







「ですよね…」







やっぱり言わなきゃだめなのかな。







「頑張るよ…」







「何かあったら連絡してね!」







「うん」







そんなことあるのかな。







でも…空とならって…。







思うけど…







でもでも!







恥ずかしいもん。







無理だよ…。

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