幼なじみが私の彼氏になりました
定期テストは追試で忙しい
「えー、今日から試験1週間と言うことで部活動全面禁止となる。くれぐれもこの1週間遊ばないように」
担任の親父先生はみんなにそう伝えチャイムがなると同時に教室を出て行った。
今日から部活がない。
となると、空と一緒に帰れる。
「果歩ー」
「ははっ、どうしたの」
緑は私にすがりつくようにやって来た。
「またテスト期間が始まるよー」
「そうだね。緑ちゃんと勉強しなよ?」
「うーん。青先輩から教えてもらう」
「そっかそっか!よかったね!」
「うんっ!青先輩ね、大学合格したよ!」
「そっか!おめでとう!」
「うんっ!だからたくさん遊び連れてってくれるって」
「楽しみだね!」
「うんっ!」
緑、楽しそう。
私はこの1週間勉強頑張ります。
だから今日の授業は完璧に計画を立てるのです。
「原田君、追試にならなければいいね」
「いやー、なるかも」
そうやって空をバカにしていたら
「あ?誰に対し笑ってるの」
と、空様登場です。
「あ、原田君…」
「相葉、お前も人の事いえんのかよ」
「はっ!原田君よりは頭良い自信ありますー!」
「前に追試受けてただろうが」
「原田君なんか万年追試なくせに!」
ちょっとー
2人とも落ち着いてくださーい。
「うっせえな。追試なのには同じだろ」
「違うしっ!」
「ちょっと2人とも!」
私はふたりの中に入った。
「あ…」
「わりぃ…」
「うん…2人ともテスト頑張ろう?」
「やだよ」
「同じく」
「もー、2人ともー」
だめだこりゃ。