幼なじみが私の彼氏になりました


「俺先行くから」






私が返事をする前に家を出てしまった空。






もしかしてここで寝たの?






リビングのソファにはいつもない枕が置いてあった。







…私、自分の事でいっぱいいっぱいで、空になんにもしてあげられなかった。







もう私、どうしたらいいんだろ。







空があの人の事を好きなら仕方ないね。







私が邪魔だもん。







『別れるしかないわね』







そう、だよね…。








私、空と付き合ってるのに片想いしてるみたい。







あれから結局、キスもなんにもないし







やっぱりこういう事だったんだよね。







そう言えば空、我慢してるとか言ってたね。







我慢って、私とキスしたりする事だよね…。







本当は嫌なのに私を不機嫌にさせから







だから我慢してしてくれてるんだよね…。








ごめんね、空…。







もう私達…終わりなのかな…。


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