幼なじみが私の彼氏になりました


卒業式も終わり、私達は普通の学校生活に戻る。







だけど学校ももうあと一週間もない。







そんな中期末テストの結果が返ってきた。






「欠点者は春休みに追試を受ける事になるから詳しくはまた連絡する。それから3年になったら面談も増えるし進路について真剣に考える時期になる。追試なんか受けてたら行く大学ないと思え」







ははっ、相変わらず親父教師め。







今回もクラス5位。






評定は4、0ってとこか。







それより空と緑大丈夫だったかな。







「空、どうだった?」







1年間席替えをしないこの教師のおかげで後ろを向いて空に話しかけることができる。







「ん、」







どれどれ。







って、え?







「これ空の?」







「なんだよ」







「欠点ないじゃん!おめでとう!」







「なんでだよ、大袈裟な」







「まさか原田君に欠点が無いとはね」






と横から顔を出してきたのは緑だった。






「お前なぁ」







「それに3ばっかり。何があったの!?」







「やるときゃやるんだよ」







「またまたー」







にしても良かったよね!本当に。






「これで春休みはダブルデートだー!」







なんて叫んでる緑は空に評定負けてたんだ。


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