幼なじみが私の彼氏になりました
ピコン。
LINEだ。
「どれどれ原田君から?」
なんてニヤニヤする緑。
「もー、違うよー」
私はLINEを開く。
空から来るわけな…
「来てた」
「嘘!?」
緑は携帯の画面に目をやる。
そして送られた文を読み上げる。
「なになに、放課後裏庭来いよ。だって」
えー!
嘘!?
会えるの?
「あれ、まだ続きが…」
再び緑が読み上げる。
「あんまり長くは無理だけど話そうぜ…ってよ!良かったね!果歩っ」
「う、うんっ!」
「こうなったらメイクしなきゃー」
と、緑まで舞い上がる。
「なんでよー」
「私がしてあげる」
そう言って私は緑から顔をいじくられたのであった。