君の花嫁~大学生編~
王子と新婚
爽やかでした
そして、あっという間に王子我が家にホームステイする日がやってきた。
必要関係者に挨拶へ行った後、我が家に到着するということで朝からお手伝いさんやらが忙しく動き回っていた。
そして、昼を回った頃。
黒塗りのベンツが家の門前に横付けされた。
到着の知らせを聞き、玄関前に出ると奥の門からスーツ姿の男性と義父、そしてその後ろにもう一人男性の姿が見える。
スーツ姿の男性は焦げ茶色い髪を後ろに流すように整えており、見たところ20代後半。少し眉を寄せ、厳しそうな表情を見せている。
その後ろに見えたのはシャツにデニムというラフな服装で、淡いブラウンの髪色をした色白の男性がいた。
あの人だろうか。