俺様主人の拾われペット
(な、ななな…?!)
仁美さんに顔を向けられたと思ったら
いきなりキスをされた。
わけがわからず暴れるも
離れないように頭に手を回される。
そして突如、舌が入り込んで来たと思ったら
中に何かが流れ込んでくる。
「---------!」
息がうまく吸えずに苦しい中に
流れ込んでくる食べ物。
ちょ、これまるで…雛鳥への餌付け?!
(や…ばい…。)
苦しい体は
抵抗する力も抜け、ただただ仁美さんに遊ばれるように身を任せていた。
そして流れてきたものを飲み込むと
仁美さんはゆっくりと顔を離す。
「-----っ、げほっ!げほげほっ…!
な…何する、んですか…っ!!けほっ。」
息苦しさからの解放と
流れ込んできたものを飲み込んだのとで
息が上がり、必死に酸素を取る。
そんな私を見て仁美さんが
楽しそうに口角をあげる。
「どうだ?美味かっただろ?」
「はぁっ、はぁ…味なんて、わかんないですよ…!!」
呼吸を整えながら仁美さんを軽く睨むと
「…へぇ。主人にそういう口聞くのか。」
「え…あの、ちょ、ひ、仁美さん…?」
黒い笑みを浮かべたままこちらにそう尋ねる仁美さん。
黒いオーラが後ろからダダ漏れなんですが。
え、ちょっともっかい口に食べ物含んで何する気…
-----ガシッ
「え、ちょ…!!ごめんなさいごめんなさい気をつけますからもうやめ…ん?!」