俺様主人の拾われペット





「…すみません、わからないです。」

「ははは。今は分からなくて当然です。
きっと後々、分かりますよ。」




花崎さんはそう笑って
私たちの飲んでいた紅茶を片しに行ってしまった。

花崎さんは私たちの話を聞いている時
いつも楽しそうだった。

…何でだろう。





(きっと花崎さんは全部意味がわかってるんだろうな〜。)





私にも教えて欲しいと願うものの
それでは意味がないんだろうなぁとも思う。






(…仁美さん、まだ仕事だろうなぁ…。)







私はそのままお風呂に入ることにして
部屋に戻って準備をした。



そんな時に






-------コンコンッ






部屋にノックがかかる。





(誰だろう……花崎さん…?)







立ち上がって部屋の鍵を開ける。

すると…





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