俺様主人の拾われペット




「着いたぞ。」




そう言われ車を降りてみると
何やら大きなデパート。

…スーツか何かの見たてかな?

そう思い歩いていく仁美さんに着いて行けば
来たフロアには見慣れないもの。





「浴衣…?」





そう、浴衣や着物などの和服フロアだった。

何でこんなところに?と思い
仁美さんを見上げれば
気にする様子もなくどんどん進んでいく仁美さん。




「予約していた大宮です。」

「はい、お待ちしておりましたぁ〜。
こちらへどうぞぉ〜。」




女将さんのような女の人が仁美さんを出迎えて
私を見て試着室へ連れて行く。

え、え、え?



な、何ですかこの状況?!





「え、ちょっと仁美さ…?!」






と仁美さんを見るも
サングラスをかけて腕を組みながら
大御所のようにソファに座って違う方を見ていた。

待って何も説明受けてないんですけどー!!





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