サヨナラの向こう側
今日は、閉店する20時までバイト。
時刻は、19:30。
フロアにはお客様が三人。
慶とふたりきりなのに、ふと気づいた。
「店長たちはどちらですか?」
さっきまでは、店長と桃子さんがいたのに。
「用事があるとかで、うちへ帰った」
「そうですか」
もうすぐ閉店なので、片付けをしていると、
『今日、このあと時間ある?』
って書かれたメモを慶から渡された。
『何か用事?』
と書き加えて、お客様から見えないように返した。
また戻ってきたメモを見ると、
『デートの誘い』
って書いてあったから、驚いて慶を二度見した。
そんな私を見て、慶は笑いをこらえてた。
時刻は、19:30。
フロアにはお客様が三人。
慶とふたりきりなのに、ふと気づいた。
「店長たちはどちらですか?」
さっきまでは、店長と桃子さんがいたのに。
「用事があるとかで、うちへ帰った」
「そうですか」
もうすぐ閉店なので、片付けをしていると、
『今日、このあと時間ある?』
って書かれたメモを慶から渡された。
『何か用事?』
と書き加えて、お客様から見えないように返した。
また戻ってきたメモを見ると、
『デートの誘い』
って書いてあったから、驚いて慶を二度見した。
そんな私を見て、慶は笑いをこらえてた。