サヨナラの向こう側
私の家までは、歩いて10分くらい。
「慶の大学はまだ夏休みだから、うらやましいよ」
「美久は学部決めた?」
「ううん、まだ決めてない」
「ま、美久は文系だろーな」
「なんでそう決めつけるの」
「数字に弱いから」
「悪かったですねー、計算が遅くて」
「数学、ついていけてんの?」
「無理に決まってんじゃん、千広に教えてもらってるよ」
「やっぱな。
じゃ、俺が教えてやるよ。
数学は高2までだけど、あんまりひどい点だと内申に響くぞ」
慶は、理工学部なんだ。
大学付属だけど、希望の学部に行きたいなら、高3でやる統一テストだけじゃなくて、普段の内申も大事だから。
「いいよ、慶はまさに理系って感じで厳しそうだから、千広に教えてもらうよ」
「慶の大学はまだ夏休みだから、うらやましいよ」
「美久は学部決めた?」
「ううん、まだ決めてない」
「ま、美久は文系だろーな」
「なんでそう決めつけるの」
「数字に弱いから」
「悪かったですねー、計算が遅くて」
「数学、ついていけてんの?」
「無理に決まってんじゃん、千広に教えてもらってるよ」
「やっぱな。
じゃ、俺が教えてやるよ。
数学は高2までだけど、あんまりひどい点だと内申に響くぞ」
慶は、理工学部なんだ。
大学付属だけど、希望の学部に行きたいなら、高3でやる統一テストだけじゃなくて、普段の内申も大事だから。
「いいよ、慶はまさに理系って感じで厳しそうだから、千広に教えてもらうよ」