サヨナラの向こう側
バイトのない土曜なんて、ひさしぶり。
何を着ればいいのかわからなくて、とりあえず無難なワンピースを着た。
駅前に向かうと、慶はもう待っていた。
「ごめんね、待たせちゃって」
「まだ約束の時間じゃないし。
なんか、いつもの感じじゃないな」
「あっ、変だった?」
「違うよ、かわいいってこと」
「そんなこと言われたことないから、困る」
「困った顔もかわいい」
なんで、そんなストレートなこと、言えるの?
誰にでも言ってるの?
年上だから?
「じゃ、行こっか」
慶が電車に乗って連れていってくれたのは、喫茶店だった。
何を着ればいいのかわからなくて、とりあえず無難なワンピースを着た。
駅前に向かうと、慶はもう待っていた。
「ごめんね、待たせちゃって」
「まだ約束の時間じゃないし。
なんか、いつもの感じじゃないな」
「あっ、変だった?」
「違うよ、かわいいってこと」
「そんなこと言われたことないから、困る」
「困った顔もかわいい」
なんで、そんなストレートなこと、言えるの?
誰にでも言ってるの?
年上だから?
「じゃ、行こっか」
慶が電車に乗って連れていってくれたのは、喫茶店だった。