サヨナラの向こう側
そして、今日は本番。
朝、部屋のカーテンを開けたら、向かいの家に住む千広も、たまたま部屋にいた。
「おはよー、千広」
「おはよ」
「今日、見に来てくれる?」
「あぁ、行くよ」
「ありがとね」
「美久、がんばれよ」
「うん、がんばるよ!」
「あのさ、今日・・・」
千広が何か言いかけたけど、お母さんが下から呼ぶ声が、それを遮った。
「あ、ごめん、お母さんに呼ばれちゃった、じゃ、またね」
私は、バタバタと下に降りていった。
朝、部屋のカーテンを開けたら、向かいの家に住む千広も、たまたま部屋にいた。
「おはよー、千広」
「おはよ」
「今日、見に来てくれる?」
「あぁ、行くよ」
「ありがとね」
「美久、がんばれよ」
「うん、がんばるよ!」
「あのさ、今日・・・」
千広が何か言いかけたけど、お母さんが下から呼ぶ声が、それを遮った。
「あ、ごめん、お母さんに呼ばれちゃった、じゃ、またね」
私は、バタバタと下に降りていった。