サヨナラの向こう側
バイクの後ろって、こんなに気持ちいいんだ。
風を感じるし、スピード感が半端ない。
目の前の慶の背中が、大きく見えた。
頼もしくて、大きくて、広い背中。
このまま、慶のことを好きになっちゃうのかな。
まだ、先生以外の誰かを、好きになれそうにないけど。
慶が連れてきてくれたのは、隣の市の見晴らしのいい丘の上の公園だった。
見下ろすと、街の明かりがキラキラとまぶしい。
「きれい」
「だろ?」
「よく女の子連れてきてるんでしょ」
「そんなことしてねーよ。
たまに一人で来るだけ。
大事な人ができたら、連れてこようと思ってた」
風を感じるし、スピード感が半端ない。
目の前の慶の背中が、大きく見えた。
頼もしくて、大きくて、広い背中。
このまま、慶のことを好きになっちゃうのかな。
まだ、先生以外の誰かを、好きになれそうにないけど。
慶が連れてきてくれたのは、隣の市の見晴らしのいい丘の上の公園だった。
見下ろすと、街の明かりがキラキラとまぶしい。
「きれい」
「だろ?」
「よく女の子連れてきてるんでしょ」
「そんなことしてねーよ。
たまに一人で来るだけ。
大事な人ができたら、連れてこようと思ってた」