サヨナラの向こう側
「千広くんに、はっきり言われちゃった。
やっぱり、好きになれないって。
嘘ついてた罰だよね」
恵未は、遠くの空を見上げてた。
「ほんと、恋ってうまくいかないね。
私も、皆川先生にフラれちゃった。
でもまだ、先生のことを目で追っちゃう自分に気づいて、あきらめ悪い自分がイヤになるよ」
「好きな人が、自分のことも好きになってくれるって、すごいことなんだよね」
「そうだね、こんだけまわりに人がいるのに、どうしても他の人を好きになれないんだから、うまくいかないわけだよね」
「美久さ、バイトの先輩に告白されたでしょ?」
突然の恵未の指摘に、動揺してしまう私。
「な、なんでわかるの?」
「だって、あの先輩、美久のこと好き好きオーラが出まくってたもん」
「・・・告白されたけど、っていうか、そんなの見えるの?」
「見てればわかるって、美久がニブイの」
みんなして、私のことニブイって言いすぎだから。
やっぱり、好きになれないって。
嘘ついてた罰だよね」
恵未は、遠くの空を見上げてた。
「ほんと、恋ってうまくいかないね。
私も、皆川先生にフラれちゃった。
でもまだ、先生のことを目で追っちゃう自分に気づいて、あきらめ悪い自分がイヤになるよ」
「好きな人が、自分のことも好きになってくれるって、すごいことなんだよね」
「そうだね、こんだけまわりに人がいるのに、どうしても他の人を好きになれないんだから、うまくいかないわけだよね」
「美久さ、バイトの先輩に告白されたでしょ?」
突然の恵未の指摘に、動揺してしまう私。
「な、なんでわかるの?」
「だって、あの先輩、美久のこと好き好きオーラが出まくってたもん」
「・・・告白されたけど、っていうか、そんなの見えるの?」
「見てればわかるって、美久がニブイの」
みんなして、私のことニブイって言いすぎだから。