サヨナラの向こう側
「ま、俺は気が長いからさ。
ふと思い出した時にでも、連絡しろよ。
あ、そうだ、今度ここへ連れていってやるよ」
慶に見せられたスマホには、海が目の前に広がるテラス席の写真。
「うわー、すごい景色」
「晴れてないともったいないからさ、晴れたらすぐ行くぞ」
「すぐって?」
「平日でも、こっからなら1時間もかかんないし」
「ありがと」
慶の気持ちが嬉しかった。
「スマホの画面、いつから準備してたの?」
笑いをこらえながら私が言うと、
「うるせーな。
けど、やっと笑ったな」
慶は、私のほっぺを軽くつねった。
ふと思い出した時にでも、連絡しろよ。
あ、そうだ、今度ここへ連れていってやるよ」
慶に見せられたスマホには、海が目の前に広がるテラス席の写真。
「うわー、すごい景色」
「晴れてないともったいないからさ、晴れたらすぐ行くぞ」
「すぐって?」
「平日でも、こっからなら1時間もかかんないし」
「ありがと」
慶の気持ちが嬉しかった。
「スマホの画面、いつから準備してたの?」
笑いをこらえながら私が言うと、
「うるせーな。
けど、やっと笑ったな」
慶は、私のほっぺを軽くつねった。