サヨナラの向こう側
「つきあってないよ」
「じゃあなんで、文化祭の日に慶先輩のバイクに乗ってたんだよ」
「どこで見たの?」
「部屋にいたら、バイクの音が止まったから、外をのぞいただけ」
「あれは、ただ送ってもらっただけだよ」
「慶先輩は、女子を乗せない主義なんだぞ。
俺も乗せてもらったことあるけど、聞いたらそう言ってたし。
大事な人ができたら上手く乗せられるように、男で練習してるって」
もう、千広には隠しておけない。
「慶に、好きだって言われた。
でも私は、皆川先生がまだ好きだから、断った」
「じゃあなんで、文化祭の日に慶先輩のバイクに乗ってたんだよ」
「どこで見たの?」
「部屋にいたら、バイクの音が止まったから、外をのぞいただけ」
「あれは、ただ送ってもらっただけだよ」
「慶先輩は、女子を乗せない主義なんだぞ。
俺も乗せてもらったことあるけど、聞いたらそう言ってたし。
大事な人ができたら上手く乗せられるように、男で練習してるって」
もう、千広には隠しておけない。
「慶に、好きだって言われた。
でも私は、皆川先生がまだ好きだから、断った」