サヨナラの向こう側
千広に家まで送ってもらい。



部屋に入って、慶と土曜のバイトあとに話をする約束をした。


慶はいつもの冷静な声で、


『気持ち、決まったんだな』


って、電話で話してた。



私が、誰かにサヨナラを告げるなんて、思ってもいなかったけど。


自分の幸せをつかむために、ワガママになることにした。


< 243 / 270 >

この作品をシェア

pagetop