サヨナラの向こう側
私の下駄箱の通路に、千広の顔がのぞいた。
「美久・・・」
「あっ、ごめんね、聞くつもりなんてなかったんだけど、ちょうど私も帰るとこで、図書室でちょっと勉強してて、えっと、でも聞いちゃって。
千広、モテるんだね、良かったね。
じ、じゃあね、またね」
私は慌てて、その場を立ち去った。
「美久!」
千広が呼んでたけど、振り向きもせず走った。
「美久・・・」
「あっ、ごめんね、聞くつもりなんてなかったんだけど、ちょうど私も帰るとこで、図書室でちょっと勉強してて、えっと、でも聞いちゃって。
千広、モテるんだね、良かったね。
じ、じゃあね、またね」
私は慌てて、その場を立ち去った。
「美久!」
千広が呼んでたけど、振り向きもせず走った。