サヨナラの向こう側
「その制服、S大附属でしょ?」


「はい」


「じゃあ、慶もS大だし、話が合うかもな。


夏休みだけ、とりあえずやってみない?


前いた子が留学準備で急にやめちゃってね、困ってるんだ。


この書類書いて、親御さんのご了承もらえればいいから」


「はい」



慶って、さっきの茶髪の感じ悪い人のことだよね。


はい、って返事しちゃったけど、することもないし、いいかな。



こうして、カフェ・timeでバイトすることになった。


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