奇聞録四巡目
日常に潜む恐怖。
四巡十話。
「誰か助けてくれ!!」
と、メールがあった。
「どうしたの!」
と返信をすると「ヤバイのに殺されそうなんだ。」
と、返事がきた。
バカな。人が殺されるとか、そんな事がいきなり身近に起きるわけがない。
メールを返す。
「落ち着け、状況を説明してくれ。」
またメールが届く。
「玄関のドアにデカイ金槌を持って、白い汚れたワンピースを来た裸足の女が立ってる。」
はあ!?何だその変質者。頭おかしいだろう。
またメールが届く。
「顔にビニール袋かぶってる。息をする度顔に張り付いて、ビリビリ言ってる。」
あ、あいつだ・・・。
え、なんで・・・。
ピンポン。
ピンポン、ピンポン・・・。
や、やばい。
外に出られない。
誰かに助けを呼ばないと・・・。
「誰か助けてくれ!!」
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