私って悪女…
入れ替わり
3月22日
初めは何が起きたのか解らなかった。気づくと私は自分の体を見下ろしていた。
何故、私はここにいるのに、目の前に自分が倒れてるの?
「う〜ん」
私が目を覚ました。
「大丈夫?」
「あ〜、俺は大丈夫。何で俺が居るんだ?」
やっぱりそうなんだ、体が入れ替わってる。
「私とあなたの体が入れ替わったみたい…」
「え〜と、君に声かけようと思ったら、車が出てきて。それを助けようとしたらこうなったのかな?」
「はい…こんな事になって…」
「とりあえず場所変えよう」
街のショーウィンドウに姿が写る。
そこには私と津田順一郎が写っていた。
津田とは、アイドルグループNOTKの1人、彼を知らない人はいない。
「ここ入って」
静かな喫茶店に入る。
「順、遅いぞ。彼女は誰だ?」
年配の男性…マネージャーかな?
「俺だよ」
経緯を話、順一郎はマネージャー石塚のプライベートの話をした。
「順の中に彼女…名前は?」
「橋爪円といいます」
「橋爪さんの中に順が居るんだな」
「「はい」」
信じがたいが、それが真実だ。
「これからどうするかだ…」
「私、順一郎さんのように振る舞えないと思います」
「俺も」
「だが…そうだ!順には円さんのマネージャーをすると言うのはどうだ?」
「マネージャー?」
「常に一緒に居ればフォローしやすいし」
「それもそうだな〜」
「メンバーにも話さないとな」
どんどん私の知らない所で話が進んでいく。
「とりあえず移動するか」
石塚さんは腰を上げる。
着いた先はテレビ局。
楽屋に入る。
「順!遅いぞ」
木下信司が手を上げる。
「…」
「何黙ってるの?隣の子は誰?」
浮田健が首を傾げる。
「俺から説明する」
石塚さんは私達に座るよう目で合図した。
今までの事を詳しくメンバーに伝えると…
「そんなことってあるの?」
野木司が目をぱちくりさせる。
「俺らを担ごうとしてない?」
信司は疑いの目で見る。
「残念ながら本当の話だ」
順一郎が私の顔で答えた。
「じゃあ、これからどうするの?」
健は椅子にクルクル回りながら私達を見る。
「順には、円さんのマネージャーになってもらう」
「ライブは?」
半信半疑な司。
「円さんに覚えて貰うから、みんなサポートしてくれ」
「「「はーい」」」
「円さん、よろしくね」
真っ先に信司が寄ってきた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「俺も居るから…」
順一郎は熱いまなざしで私を見る。
「うん…」
「何々、いい雰囲気出してんの〜?」
椅子から立ち上がった健が野次を飛ばす。
「健、うるさい」
「とりあえず、振り付け覚えてもらおうか」
司がスタジオに連れて行く。
「試しに踊るから、見てて」
司が踊り出すと、私は自然と体を動かし、前から知ってるかの様に踊った。
「どういう事?」
渡しは疑問を投げ掛ける。
「順の体が覚えてるって事かな」
健は私の問いに答えてくれた。
「そうみたいだ、円さんの体では踊れない」
「試してみたのか?」
「あぁ」
ホッと胸を撫で下ろす。
「じゃあ、ライブは大丈夫だな」
みんなホッとしたようだ。
「今日はもう仕事ないから、解散するか?」
「そうだな、円さん行こうか」
順一郎が私を見る。
「はい」
二人で出ようとしたら、信司がついてきた。
「俺も行く」
「信司が?」
「円さんの家に行くんだろ?」
「はい」
荷物をとりに行く。
「俺の車で行こう」
何故、私はここにいるのに、目の前に自分が倒れてるの?
「う〜ん」
私が目を覚ました。
「大丈夫?」
「あ〜、俺は大丈夫。何で俺が居るんだ?」
やっぱりそうなんだ、体が入れ替わってる。
「私とあなたの体が入れ替わったみたい…」
「え〜と、君に声かけようと思ったら、車が出てきて。それを助けようとしたらこうなったのかな?」
「はい…こんな事になって…」
「とりあえず場所変えよう」
街のショーウィンドウに姿が写る。
そこには私と津田順一郎が写っていた。
津田とは、アイドルグループNOTKの1人、彼を知らない人はいない。
「ここ入って」
静かな喫茶店に入る。
「順、遅いぞ。彼女は誰だ?」
年配の男性…マネージャーかな?
「俺だよ」
経緯を話、順一郎はマネージャー石塚のプライベートの話をした。
「順の中に彼女…名前は?」
「橋爪円といいます」
「橋爪さんの中に順が居るんだな」
「「はい」」
信じがたいが、それが真実だ。
「これからどうするかだ…」
「私、順一郎さんのように振る舞えないと思います」
「俺も」
「だが…そうだ!順には円さんのマネージャーをすると言うのはどうだ?」
「マネージャー?」
「常に一緒に居ればフォローしやすいし」
「それもそうだな〜」
「メンバーにも話さないとな」
どんどん私の知らない所で話が進んでいく。
「とりあえず移動するか」
石塚さんは腰を上げる。
着いた先はテレビ局。
楽屋に入る。
「順!遅いぞ」
木下信司が手を上げる。
「…」
「何黙ってるの?隣の子は誰?」
浮田健が首を傾げる。
「俺から説明する」
石塚さんは私達に座るよう目で合図した。
今までの事を詳しくメンバーに伝えると…
「そんなことってあるの?」
野木司が目をぱちくりさせる。
「俺らを担ごうとしてない?」
信司は疑いの目で見る。
「残念ながら本当の話だ」
順一郎が私の顔で答えた。
「じゃあ、これからどうするの?」
健は椅子にクルクル回りながら私達を見る。
「順には、円さんのマネージャーになってもらう」
「ライブは?」
半信半疑な司。
「円さんに覚えて貰うから、みんなサポートしてくれ」
「「「はーい」」」
「円さん、よろしくね」
真っ先に信司が寄ってきた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「俺も居るから…」
順一郎は熱いまなざしで私を見る。
「うん…」
「何々、いい雰囲気出してんの〜?」
椅子から立ち上がった健が野次を飛ばす。
「健、うるさい」
「とりあえず、振り付け覚えてもらおうか」
司がスタジオに連れて行く。
「試しに踊るから、見てて」
司が踊り出すと、私は自然と体を動かし、前から知ってるかの様に踊った。
「どういう事?」
渡しは疑問を投げ掛ける。
「順の体が覚えてるって事かな」
健は私の問いに答えてくれた。
「そうみたいだ、円さんの体では踊れない」
「試してみたのか?」
「あぁ」
ホッと胸を撫で下ろす。
「じゃあ、ライブは大丈夫だな」
みんなホッとしたようだ。
「今日はもう仕事ないから、解散するか?」
「そうだな、円さん行こうか」
順一郎が私を見る。
「はい」
二人で出ようとしたら、信司がついてきた。
「俺も行く」
「信司が?」
「円さんの家に行くんだろ?」
「はい」
荷物をとりに行く。
「俺の車で行こう」