好きで悪いかよ
「大丈夫?」
7歳 皆河 雄太
「あなたは誰?
助けてくれて、ありがとう」
「あ、俺?
・・・皆河雄太、
皆河 雄太。」
「皆河雄太くんか。
引っ越して来たの?」
「・・・まあね。
それよりも、足大丈夫か?
擦りむいてるじゃん。」
「あ、本当だ」
あのとき、私達は出会った。
「何しにここに来たの?」
「俺は、涼みに来たんだ
お前は?」
「お前っていわないでよ。
私の名前は深沢流音。
私も、涼みに来たの。」
「そっか。」
「何よ。」
パシャ
「きゃ!ちょっと
何するのー」
「涼みに来たんだろ?
もっと、涼しくしてやろうと思って。」