愛されすぎて困ってます!





さぁ行くよ、と私の手を握ってリナと足早に教室を出た。


歩きながらリナは髪を低めのツインテールに結い直し、伊達メガネをかけている。


…変装かな?
有名人にもなると大変だなぁ。




「これで地味にしてたら絶対ばれないから」

「ほんと…?
いや、普通にばれそうだけど」

「んっふっふ…本当にばれたことないんだな~…これが!!」

「案外分からないもんなんだ」

「そゆこと」




学校内では顔が知られてるから歩いているときはずっと見られていた(リナが)が、門を出て少し歩いたところは割と街中なのに全然気づかれていなかった。


伊達メガネすごい…!



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