愛されすぎて困ってます!




「お、ありがとう。
…てかそのお兄さんってやめない?」

「え?年上っぽいですし」

「…君さぁ、俺このズボン君と同じ学校の制服なんだけど?」

「お兄さんの場合着崩しすぎて分かんないですよ!
そのズボンとか割とほかの学校と一緒だから区別つかないです」

「さっきからいちいちうるさいなぁ。
実は学校で見たことあるよ、君のこと」



ま じ か よ!

てか本当に同じ学校なんだ。
こんなヤンキーいたっけ(失礼)。



「私2-Cです。」

「お、やっぱり。
おれ2-E。
クラス全然違うから接点ないよな」

「え、…同い年?」




何年留年してるのこの人(いい意味で)。

普通に二十歳ぐらいに見えた。
まさか同い年で同じ学校とは驚き。


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