愛されすぎて困ってます!




「…?
何かついてる?」

「あ、ううん。
なんでもないよ~」

「変なの」



青空の下でお弁当を食べていると何だかピクニックに来たみたい。
学校だけど。


高校2年生にもなって、屋上に入ったことがなかった私は少し新鮮な気分だった。



「皐月《サツキ》。
…彼氏できた?」

「ぶっ!!
いきなり何!?
いるわけないじゃんそんなの!」

「そうかしら。
皐月は可愛いからすぐ出来そうだけど…」

「む~…。
…そういうはとりは?
年上の彼氏さんとは順調?」

「…うん。
ラブラブ、かな。」



ほほを少し赤らめて笑うはとりはまるで恋する乙女…!

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