君の「好き」。
夏と海とあたし
「あたしの事、どれぐらい好きなの?」
あなたは
熱い眼差しでじっと見てくる。
「これぐらい。」
そう言って彼は私との距離をぐんと縮める。
あと少しで2人の唇が重なる―……
「はぁああぁい!離れて!!」
「はぁなぁれぇてぇええぇ!!!!」
チッ、彼が舌打ちをした。
あたしには何がなんだか分からない。
彼女たちは一体誰?なんなのだろ…
「千夏ちゃんもその実況みたいなの止めてッ!」