~お姉ちゃんの恋人~
わたる君は、しばらくバイトが続くって言ってた。
連絡くれるって言ってたけど…。
あたし、もう我慢出来ないかも。
本当のことを知りたい。
あたしが傷つくことになっても…。
あたしは、翌日わたる君に話をきくため、バイトが終わるのを待つことに決めた。
わたる君のバイト先は、駅から近い新しい大きな本屋さん。
今日は六時までバイトだって言っていた。
本屋さんは本当に広くて、出入り口が何か所かあった。
中に入って、わたる君を探す。