~お姉ちゃんの恋人~
「うん…そうだね。」


「ゆうも、もう高校生になったし。これからは色々一緒に出かけようね。」


優しいおねえちゃんの言葉に、あたしの胸がグッと詰まる感じがした。


「最近さ…。ゆう元気ないよね?お母さんも心配してたよ。…頼りないおねえちゃんかもしれないけど、何でも相談してね。」



「…おねえちゃんっ、あたし…ごめんっ…」


あたしは、泣き出してしまった。


「ゆうっ、どうしたの?…何か辛いことあるの?」



おねえちゃんが、あたしの頭を優しく撫でてくれる。


…おねえちゃん。


……ごめんなさい。
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