~お姉ちゃんの恋人~
それから数日後、あたしは、わたる君の家に向かった。




あたしも、わたる君が好き…。


でも、こんな中途半端なままでは、付き合えない。


付き合えるわけないよ。


わたる君が好きだから。


おねえちゃんも好きだから。


あたしが傷つくことになっても…。



今日こそは、ハッキリ聞くしかないんだ。


ううんっ、聞く。


どんな結果でも受け止める覚悟がある。


じゃなきゃ前に進めないんだから。
< 66 / 82 >

この作品をシェア

pagetop