指輪と私の物語1~焔~[完]
D「何か変わった話はないのか?」

C「変わったと言えば・・・隣国の焔の祠がよ?」

ABE「うん。」

D「あぁ。噂の祠か」

なんだか、面白そうな話に店内に居た者が全員、話しに聞き入った。

モブも隣国の話が出たからか、スーを相手に昔話をしていたが、その笑いを止めた。

C「なんの変哲もない、石の祠だったんだが。」

D「何も無い、単なる遺跡だろ?」

C「それが、最近その遺跡に前触れなく、炎がついたらしい。」

A「どういう事?」

B「誰かが、火を放ったんやないんか?」

C「いや、そこの『炎の山』と同じ様に燃えてるらしい。」

E「まさに、焔の祠?」

C「あぁ。」

A「まぁ、でも、おいら達には、関係ないよな!」

D「どうだかな?」

B「そら、無いわ~!」

そして、話題は村娘の話がどうのって移って行った。
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