指輪と私の物語1~焔~[完]
祠の前に立つ。

やっぱり、熱くない。

きっと、炎の山と同じ。

妖精の力がここにもある。

私は、振り返ると下にいる3人と2頭に手を振った。


祠の内部に進んだ。

点々と火が灯っているから、暗くはない。

内部に入ってすぐに、さほど広くないホールがあった。

その正面に、奥へと続く通路があった。

「階段だね」

私達は、ゆっくりと降りていく。

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