指輪と私の物語1~焔~[完]
「ただいまー!」

いつものように玄関を開けると、夕飯の準備を始めようとする、ママの姿がある

「おかえり~!佑ちゃん 手洗いうがいしなさいよ?」

「はーい!」

「あら?佑ちゃん?あなた、そんなとこにホクロあったっけ?」

と私の顔に指を差す。

え?と思い、慌てて鏡を見てみると、目の下には、今まで無かった小さな泣きぼくろが出来ていた。

あれ?こんなのあったっけ?

でも、なんだか可愛いから良いかも!

そして、私は日常の生活を疑問も無く送っていた。
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