指輪と私の物語1~焔~[完]
小学4年生が終わる頃

「佑ちゃん お引っ越しすることになったわよ」

母親からの突然の話しに、私は驚き、驚きはすぐに楽しみになった。

一緒に毎日遊んだ友人と、離ればなれになるのは寂しかった。


しかし、それもすぐに無くなり、新しい家への楽しみと、新しい学校に行くことへの不安で一杯になった。

後に思うのは、この頃から試練は本格的に始まったのだろうな。
< 22 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop