指輪と私の物語1~焔~[完]
高学年1
小学5年生

学年が上がったことにより、クラス替えと重なり、転入生としての挨拶は軽く済ませたが、大きく注目も浴びる事もなく挨拶は終わる。

「ねぇ 東京から来たの?」


休み時間になると、数人のクラスメイトが声をかけてきた。

私が新たに暮らすのは、当時で東京から新幹線で、2時間程の3大都市の一つの都市
その近くの田舎でもなく、都会でもない、そんな街であった。

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