指輪と私の物語1~焔~[完]
「どっから来た!?」
「あ、あの…。」

カチャッ

その時、小屋の扉が開き一人の男性が出てくる。

「バーン 何叫んでるんだ?」

少年に尋ね、私に気づくと驚きの表情になる。

「親父!こ、こいつ」

親父と呼ばれた男性は、バーンの言葉を遮るように、私に近づいて来る。

「君は一体?」

「あ、あの…。道に迷ったみたいなんです。ここはどこですか?学校にいたのに、気づいたら向こうの方にいて…。」

私は、小屋の中へと案内をされた。

名前を言うと、何処から来たのか、何故ここにいたのかを質問をされる。
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