指輪と私の物語1~焔~[完]
泉から遠くに、一つの山が見えた。

その山は、常に燃えていた。


噴火や山火事かと慌てたが、噴火とは違うらしい。

あの山は、大昔からずっとあの炎に包まれていて、誰も入れないのだそうだ。

(だから、こんなに暑いんじゃないの?)
って思った。

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