指輪と私の物語1~焔~[完]
バーンのお父さんは、とても器用で、バーンのお母さんの洋服を利用して、私の洋服を仕立ててくれた。

「良いの?形見なんじゃないの?」
と尋ねる私にバーン親子は、
「良いさ…ずっと仕舞われるよりは、こうした方が妻も、洋服も喜ぶ」
って。

そして、ここに来て三回目の夜を迎えた。

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