守られお姫様
駆「先生、マジっすか?」




先「おぉ、マジマジ。」




駆「よっしゃー!予想当たり!」




無邪気に喜んでる駆眞君にもちょっとドキッとした。




さっきのドキッはただ、かっこいいから!




そう自分に言い聞かせていると大事なことに気付いた。




それは、




『あのさ、海斗君、手、掴んだままなんだけど。』




海斗君が腕を掴んだままにしてる。




振り払おうにも結構強い力で掴んでいるから振り払えない。




海「あぁ、ごめんなさい。まだ離したくなくてつい…。」




『え、あ、うん。わ、私もごめん。』




海「いえ、全然竹内さんのせいじゃないですよ。」




『うん…。』




パッと海斗君が手を離すと少し寂しさが残った。




寂しさとか、好きとかいう理由じゃないから!




優「またまたラブハプニングー?こっちの方がラブハプニングっぽいねー!」




『ゆっ、優汰君…。ラブハプニングとかじゃないから!』




優「いや、これはラブハプニング!」




ちょっと待って。




ラブハプニングとか言わないで欲しいよ。




恥ずかしいから。




それに、




『ラブハプニングとかなくてもいいんだけど。』




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