守られお姫様
健人side




初め、一目見てドキッとしてしまった。




この頃から好きだったんだと思う。




話すことができ、ウォークラリーでは一緒班になれた。




だけど、騎士の守りが固い。




触ろうとすれば睨み殺されるってぐらい睨まれる。




でも、近くにいれるならいいと思うぐらい好きなんだ。




でも、好きなはずなのに他の男子との仲をからかう優汰が信じられなかった。




他の男子と仲良くして嫉妬しないのか、そう思った。




実は好きじゃないのかも?そう思いたかったけど優汰の目はいつも優しそうな愛おしいような感じで見ていた。




『優汰、絵音のこと好きじゃないの?』




今回ばかりは口調を戻した。




優「いつ俺が絵音の事好きって言った?」




『それは…。』




優「憶測だけで決めつけないで欲しいんだけど。」




優汰の声がピリピリとしたものに変わる。




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