守られお姫様
『え…?壁ドン…?』




確かに今の体制は壁ドンだけど。




翔がそんなことで怒ったふりするのは初めてで会わない間に色々と変わってしまって悲しかった。




『ひとまずこの体制結構恥ずかしいから一旦離れよ。』




いくら幼なじみとは言えどこんなかっこいい人が目の前にいて、壁ドンされてたら相当ドキドキする。




翔「あー。分かった。ほら。」




一旦退いてから手を差し出した。




私の手を握るとフッと、笑ってさっきとは逆で翔が引っ張った。




小さい頃、二人で遊んだ帰り道、手を繋いで「まだ離れたくない」なんて言ってた思い出を思い出した。




理事長室に行く最中、廊下を通った人に好奇の目を向けられてまたまた恥ずかしかった。




理事長室に着き、ノックもなして入ってく。




大「やほー。お、小さい頃を思い出すよー。その頃から翔は絵音のこと好き好き言ってもんねー。」




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