守られお姫様
『えっ?!何それ!初耳!』




翔「なっ…?!理事長、そんな個人情報は言わなくてもいいです!」




焦って口調を荒らげる。




いつも冷静だからちょっと以外。




大「別に俺と絵音しかいないんだから理事長って言わなくてもいいし敬語もいらないよ?」




翔「あー。確かに。じゃあいつも通りでいいや。」




中と外で呼び方、口調を変えるのは翔らしい感じがする。




大「で、なんでここに来たの?」




『あー、うん。翔が私のクラスに来ていろいろと目立っちゃうからとりあえず理事長室行こってなったの。』




大「理事長室は避難場所じゃないんだけどね。」




『まあ、いいじゃん。』




ふと、思い立ったように翔が言った。




翔「絵音の騎士ってあの五人?」




あの五人とは琉星くん達のことだと思う。




『うん。そうだよ。』




翔「ふーん。まぁ、あの五人ならいい。絵音を任せられる。」




『任せられるって…。なんかお父さんみたいだね。』




そう言って笑うと




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