守られお姫様

私を見つめる目があまりにも真剣で、目だけで想いが伝わってくる。




だけど、信じられないのが私の心で、




『無理。ごめん。信じられない。』




いつまで過去を引きづってるんだろう。




翔「じゃあさ、俺ら、幼なじみには戻ろう？」




あ…。




あの時、「幼なじみもやめる」って言っちゃったんだ。




幼なじみなら…戻れる気がする。




『うん…。いいよ。』




翔「まじで？ありがとう。」




嬉しそうにニコッと微笑んだその顔は昔の面影が見える。




だからかな？




ちょっとドキッとしてしまった。




翔「信じてもらえないなら俺が信じさせるよ。絶対振り向かせる。覚悟しといてね？幼なじみだし、近づきやすくなったなー。」




さっきみたいな嬉しそうな微笑みじゃなく、意地悪そうな微笑みでニヤッと笑った。