守られお姫様
翔は去っていった保健室には気まずーい空気が流れる。




何故か皆不機嫌な顔してちょっと怖い。




『じゃ、じゃあ、戻るね。話聞いてくれてありがとう。後、心配してくれてありがとね。嬉しかった。』




そう言ってニコッと笑ってみせると少し不機嫌な顔が元に戻った。




それでも不機嫌は不機嫌なんだけど。




『じゃあ、先に教室行ってるね。』




私も保健室から出ようとした時、




グイッ




『え…?』




腕を掴まれた。




掴んだのは…




『どうしたの?…琉星くん?』




琉「お前は…アイツのこと、好き?」




アイツって、翔のことだよね?




『んー。どうなんだろう。まだ本当の事を知ったばっかりだから分からない。』




すると、琉星くんだけでなく、他の4人も皆が悲しそうな顔をした。




『えっ?!どうしたの?大丈夫?』




優「ごめんねー。大丈夫だよー。できる限り早く教室に行くけどー、ごめんねー。教室で待っててくれるー?」




『えっ、あっ。』




半ば強制的に保健室から出された。




しょうがない。




そう思って1人で教室に向かった。




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