守られお姫様

騎士side




優「さて。どうする？」




いつもの口調をやめた優汰が言った。




亜「ねぇ。琉星、絵音の事好きでしょ？」




そう問いかけた亜希に琉星は




琉「ない。恋には興味はないよ。」




静かに、そう答えた。




駆「じゃあ、さっきのは何だよ。」




いつも元気な駆眞もいつもより暗く、静かだった。




琉「分からない。体が勝手に動いて…。」




爽「いつまで自分の気持ちをごまかしているんだ？」




爽はそれだけ言って、いつもの何無口に戻ってしまった。





優「俺はこの前はとは違う。ハッキリと絵音が好きだって言える。琉星、いつまではぐらかすつもり？」




琉「まだ…まだ無理なんだ。恋は出来ない…。」




優「ふぅ〜ん？何があったのか分からないけど早くスッキリして自分の気持ちに気づいてよ。」




優汰は琉星をチラッと見て教室に戻っていった。