守られお姫様
だから戸惑いを隠せない私。




でも、誰にも戸惑っていること販売バレてないみたい。




私がよく知っている理事長はマイクの前に立つと、私に目を合わせて、ニコっと微笑んだ。




その笑顔はすごく嫌な予感がする。




よくある理事長の挨拶から始まり、ここまでは普通だった。




なのに!




理「えー。最後に、今年は実験ということで女子生徒を1人入れました。竹中絵音さんです。彼女の周りにはいつも護衛がついてます。チャンスを狙うなら彼らがいない時がいいでしょう。」




え、何言ってんの?!




チャンスって何?!




もう最悪…。




後で文句言いに言ってやろう。




それから私は顔を上げられないでいたのだった。




歩くときもずっと誰がの後ろに立って隠れて歩いた。




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