守られお姫様
仕方なく資料室に足を向けた。




ガラガラ




資料室に初めて入ったけどすごくホコリっぽい。




『コホっ…。ホコリっぽい…。』




咳が出て涙目になった。




言われた資料を探すけど見つからない。




自分の身長より上の棚を見るとあった。




いや、普通身長が低い生徒に頼む?




頑張って背伸びして資料を取った。




ホコリだらけだったからパンパンッと払っていると、




ガラガラ




ドアが開く音がして光が入った。




誰?




「やあやあ。初めましてかなぁ?同じクラスだけどさぁ!」




そう言ってケラケラ笑ったのは確かに同じクラスの人。




でも、顔を見たことがあるだけで話したことはない。




その人は友達と一緒らしく、数人の足音が資料室に響きわたる。




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