守られお姫様
『うん。あるよ。』




あえて何の事かは言わない。




周りに皆がいるし、もう分かってると思うから。




大「いるよ。まだ、絵音には会ってなかったみたいだね。まぁ、しばらく会う機会がないと思うけど会ったら避けちゃダメだよ。」




『うん。分かってる。』




分かってる。




分かってるんだ。




でも、まだ…。




亜「絵音?何の話?」




『あ…。…ううん。何でもないよ。』




亜「そう?ならいいんだけど…。」




大「絵音、大丈夫。俺は全てアイツから聞いてるから分かるんだけど、信じてやって。」




『大輝君…。うん。分かった。』




そのまま理事長室を出ていく。




今は廊下を歩いているけど私は、ずっと考え事をしていた。



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