守られお姫様
『で?その生徒会が何の用?てか、体育祭に関係あるの?』




大「あるよー!秘密の競技として今年は生徒会種目あるしね。」




嘘でしょう?




いやまさか。




そんなことはないよね?




やっぱり来なければよかった。




嫌な予感しかしないのに。




大「絵音にはその生徒会種目に出てもらいまーす!」




大輝君は「どう?いい考えでしょ?」とでも言うように満面の笑みで言った。




『待って。何の競技か聞いてない。それ次第で考える。』




大「そこまで運動しないから大丈夫だと思うよー!…多分ね。」




何その自信なさげな!




大「鬼ごっこだから。校舎はありだけど教室には入らないって言うのがルールだよ。」




『体育祭に鬼ごっこするの?』




大「そう!新鮮だよねー!」




『なんで体育祭で鬼ごっこ…。まぁ、いいや。出てもいいよ。』




大「いいの?良かったー!絵音が出ないって言ったらどうしようかと思ったよー!まぁ、リレーと違って強制全員参加だけどね。」




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