守られお姫様
琉「じゃあ、これにしよう。」




そう言って琉星君が指さしたのはこの遊園地の中でも一番怖いと言われているジェットコースター。




『本気…?』




琉「本気。」




琉星君、絶対に私が絶叫系無理なの分かってる!




琉「行こう。」




私の腕をグイッと引っ張りながらジェットコースターの所まで連れてく。




やばい。




さっきから心臓バクバク言ってるんだけど…!




『きゃぁぁぁぁぁぁー!』




と叫んでる私に対し、




琉「…。」




無言の琉星君…。




無事に終わったけど少し酔ったかも…。




結構キツイ。




そんな私の状況を琉星君は分かってくれて、「そこにベンチがあるからゆっくり休んで。」そう言ってくれた。




琉「水を買って上げたいけど、ナンパされるだろうから辞めとく。」




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